成功する秘訣は、それを続けることであることは以前の記事で述べた。

だが、1点面白いことがある。

面白いことに、何かを続けて成功している人の多くは、「成功しようと思って始めていない」ということである。

みな、「1日の中でそれをやっていないことに違和感を感じるから」という理由で継続していることが多い。

つまり、「継続するために継続している」のだ。

毎日、ジムに行っている人がいるだろう。

その人にとっての「毎日ジムに行くこと」が上記に該当する。

毎日、自分の部屋に掃除機をかけている人がいるだろう。

その人にとっての「毎日掃除機をかけ続けること」が上記に該当する。

その人たちにとっては、ジムに行かないこと・掃除機をかけないことは、

「なんか気持ち悪い」のだ。

なんか気持ち悪いから、毎日続けていたことが、ひょんなことをきっかけに日の目を浴びることがある。

(例えば、毎日ジムに行っている人が自身の筋トレの記録を収録したYoutubeをはじめ、それがヒットするなどである。)

今、話題となっている田中渓氏も、「成功するために」朝3:45に起床して運動をしているわけではない。会社員時代に、自身の一日の対応すべき業務を整理するために始めた趣味である。

だが、(他の面が秀逸であることも当然あるだろうが)結果的に朝3:45に起床して運動することがバズって、あらゆるメディアで取り上げられることになった。

で、何が言いたいことかというと、

「成功する人はそれが成功すると思ってそれを始めていない。

逆に、成功しない人は成功しようと思ってそれを始めている。」ということである。

成功しようと考える時には、無意識的に、必ずタイムラインを考えている。

しかし、成功しない人は成功するタイムラインを短く見積もりがちである。

結果、当然だが、決められたタイムラインで成功することがないので、諦めてしまう。

例えば、成功する(=ここでは筋肉質な体を手に入れる)ジムに行くということを始めたとしよう。

ただし、ジムにこれまで行ったことがなく、成功経験がない人は、成功するタイムラインを短く見積もる。

例えば、筋肉質な体を、男性であれば「体脂肪率10%」と定義するとすると、今の体脂肪率25%の体に対して、3カ月後には体脂肪率10%にするという目標を立ててジムに行く。

だが、多くの場合では3カ月で体脂肪率を15%落とすことは難しいだろう。

ジムの例だとわかりやすいが、他の例だと「成功する」ことは語られていても、「どのタイムラインで成功する」ということは語られていないゆえ、それを自分で定義することは難しい。

私は現職では資産の面で成功してみた人(小金持ち、大金持ちになっている人)に会うことが多いが、みな多くは「成功するまでに思ったよりも時間がかかった」と語っている。

すぐに成功したという人は、環境面でのバフ(例えば、winner takes allでかつ急速に伸びている市場で、初期的に大規模な投資をし、トッププレイヤーになるなど)のおかげが大きいと語っている。

続けなければ成功しないし、成功しようと思うと(どうせすぐには成功しないので)どこかで諦めてしまう。真理ですらある。

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