人生のあらゆる競争ごとで、「ベストな勝ち方」(=小勝ちではなく、大勝ち)の方法がある。
それが「短期で負けて、長期で勝つ」ということである。
コンサルでは、実行可能性(feasibility)と影響度(impact)のxy軸グラフで各施策を評価するということがある。
この時に、施策としては実行可能性が高く、影響度が低い施策(いわゆるクイックウィン)を優先度が高い施策としがちである。
クライアントに対して、継続的に価値を出していく見せ方をするためには、こうなってしまうのも理解できる。
しかし、人生は、生まれてから死ぬまでに感じる幸せの効用を最大化することが目的である。
(自身が幸せに感じるものと何かが自分に幸せを感じさせるだろうものは、必ずしも一致しないということはこの記事に記載している通りである。しかし、本投稿では簡便にこれらが同一であることを前提にしている)
xy軸のグラフでは表しづらいが、
実行可能性が高く、影響度が低い施策:①
実行可能性が低く、影響度が高い施策:②
とすると、
①の影響度と②の影響度には、大きな差があることが大きく、
①の実行可能性と②の実行可能性には、大きな差がないことが大きい。
イメージするのであれば、主観的幸福度=インパクトとすると、
①の影響度=100,000,000
②の影響度=100
であるのに対して、
①の実行可能性=半年~1年で実行可能
②の実行可能性=3年~5年で実行可能
のようなことが多い。
もちろん、どのような課題に対して、施策を考えるのか。ここでは、どのような競争ごとに対して、何をやって勝つのか。で数値自体は変わるだろうが、イメージとしては上記のとおりである。
いうなれば、半年~1年後に100円がもらえるオプション1と、3~5年後に1億円がもらえるオプション2がある。その中で、どちらのオプションも確実に実現可能とすると、どちらのオプションを取るのか、という話である。
この時に、世の中の99%の人間は、実はオプション1を選んでしまう。
というのも、理由が2つあり、
❶人生のあらゆる競争ごとには、時間軸と便益軸が定量的に定められないからである。「長期の方が短期よりも勝った時の便益が大きくなる」程度のことはわかるが、「じゃあ、実際にいつになったらいくら勝てるの?」ということはわからない
❷確実に得られるオプションなど存在しないからである。そのため、遠い未来のオプションよりも近い未来のオプションの方が(実際は必ずしも得られるわけではないのに)自身がコントロール可能であると思いこんでしまう。
ここまでくると、人生で大勝ちする方法はわかったも同然で、
結論、オプション2を意図的に選択し続けるべきである。もちろん、負けることも多いだろうが、勝った時の便益が大きすぎる。一度勝ってしまえば、それを元手にオプション1を選択して、複利の力を使いながら小さく(といっても、実額で言うと大きく)勝ち続けることができる。
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