仕事で手戻りをする。

「言われなくても次は上手くやるよ。」

また手戻りをする。

「大丈夫、反省はしたよ。次は気を付けるよ。」

また手戻りをする。

このようなことが仕事では、多々起こる。

嫁から洗濯を頼まれた。

普段、洗濯の仕方がわからないから、自動ボタンを押してみる。

嫁から「おしゃれ着は洗濯ネットに入れてね。」と言われる。

洗いまで終わっている洗濯機を見つめ、スイッチを入から切にする。

おしゃれ着を洗濯ネットに移して、停止した洗濯機に入れる。もう一度スイッチを切から入にする。もう一度自動ボタンを押す。

ほっと一息。コーヒーでも飲む。

15分後、嫁から「白いものと色のついたものは一緒に洗わないでね。色移りしちゃうから」と言われる。

すすぎまで終わっている洗濯機を見ながら、慌てる。

とりあえず、スイッチを入から切にする。

中身を漁って、白い服を取り出す。既に少し色移りしてしまっている。

途方に暮れながらも、嫁の言葉を守るため、色のついた服だけが入っている洗濯機のスイッチを切から入にする。もう一度自動ボタンを押す。

洗濯機を回していると、嫁から「なんで白い服と色のついた服を一緒に洗濯してるの?言ったじゃん。ほら、白い服に色が移ってるじゃん」と怒られる。

コントのように思われるが、日常生活だとよくある光景である。

だが、仕事では同様のことをやってはいけない。

なぜか?仕事は日常生活ではないからである。仕事ではその場にいるだけでお金を稼ぐことができるが、日常生活ではその場にいるだけではお金を稼ぐことができない。

だから、日常生活での人格と仕事での人格を変える必要がある。日常生活の人格スイッチと仕事の人格スイッチを押し分けるのである。

洗濯の例は、旦那が悪い。だが、俯瞰してみると妻にも悪い部分はある。

この手の例の登場人物は常に「たりないふたり」なのである。

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