「消極的逃げ」をしている人が多い。

消極的逃げというのは、ただ目の前のものに対して、それをやるか逃げるかを考え、逃げることを指す。

対して、積極的逃げというのは、全体の選択肢の中身を最初に理解する。その中で自身が最適だと思う選択肢のみをやると決め、そうでないものからは逃げることを指す。

消極的逃げと積極的逃げの大きな違いは、事前に選択肢の中身を知っているか否かである。

事前に選択肢の中身を知っていることに何の意味があるのか?

そう思う人もいるだろう。

それは前提が間違っており、選択肢は「全体で期待値が0~+になるもの、自身が選ぶべき+の選択肢も入っているはず」と思いこんでしまっている。

だが、人生で「逃げ」に直面する場面は、多くの場合選択肢の中身が「外れ」の者が多い。

期待値が-~0の選択肢でも、そのくじ箱を引かないといけない。

何も働かずに年収1,000万円を稼げるような選択肢はない。

人間関係がうまくいかずに「消極的逃げ」で他の会社に転職しても、結局人間関係がうまくいかないことが多い。

それは、人間関係という現実の事象・関係性に目が向いてしまっており、自身の認知・認識の仕方を変えようとしていないからである。

「消極的逃げ」をするひとは、「何も働かずに年収1,000万円を稼げるような選択肢があるはずである」と思いこんでいる。

逃げるということは、自身が逃げた対象以外の選択肢を主体的に選択するという意思表示に他ならない。

消極的逃げをしている人は、テーブルに出された選択肢をNoと退けたとして、次にテーブルに出される選択肢が先の選択肢よりも「絶対にやりたくない」選択肢であることを考慮するべきである。

自分が必ず1枚くじを引かなければならないくじ箱があったとして、そのくじ箱の期待値はどのようになっていて、どのような選択肢であれば、自分が許容できるのかを事前に考えることが「選択」を優位に進める秘訣だろう。

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