「IQが高い人の方が他人を信じやすい」ということに違和感を持つ人が多いのではないか。
世間的には、IQが高い人は思考力があり、注意深いと考える人が多いだろう。
そういう人は詐欺にひっかからないし、情報商材を購入したりしないと思っているだろう。
しかし、経験上、私の周りの高IQの方は、そうでない方よりも「明らかに人のことを信じやすい」。
この理由としては2種類あると思う。
①高IQであることと高学歴であることには一定の相関があり、高学歴であることと治安が良い環境で育ってきたことにも一定の相関がある。したがって、高IQの人は、そうでない人よりも人から騙された経験が少なく、人のことを信じやすい。(環境起因)
②高IQの方が、意思決定力が高い。それをするのかしないのかで永遠迷っていることはなく、それをやってみて悩み始める人が多く、そのため、とりあえず"美味しい"話には乗ってみるという気概を持っている人が多い。(高IQの性質起因)
①に関してはわかりやすいだろう。
学歴が高いほど平均IQは高くなることは、研究でも明らかである。
一般に、学歴が高い方が(家庭)環境に恵まれている人が多い。(だからこそ私は子供の学歴を上げるには、家庭環境を整えた上で子供の精神的・身体的健康を重視することが一丁目一番地だと思うが、これは別で話したい)
環境に恵まれているというのは、治安の良い地域で民度の高い友人が多い中で、個人の能力を最大化できるツールが与えられている状態を指す。
このような状態で育っているのであれば、「人間はみな善人だ」という認識を持ちやすい。したがって、信じやすいのであろう。
逆に、子供の時に「人を信じられなくなる」経験をしているのであれば、上記のような認識は持ちづらい。
②に関しては経験論になる。
高IQの人の方が「すぐ決める」。衝動性を持っている人が多いからかもしれない。
そうでない人は、「資料を集めて」「今週末にでも考える時間をとって」「検討に検討を重ねて」「必要であれば周りに相談して」考える人が多い。だが、そのような人の中で、考えた上でそれを実行する人はかなり少ない。それは、考えた上でそれを実行しないという意思決定をした人もいるだろうが、多くは考えることそのものが面倒になったという人であろう。
高IQの人で「考えることそのものが面倒になり、その意思決定をすること自体をやめてしまう人」は自分の周りではほぼいない。
(考えることが面倒である、または、考えてもそれをやった方が良いのかなんてわからないから、)まずはやってみると考える人が多い。
ただそのような状態の中で選択する答えは、間違っている答えであることも多い。
だから、高IQの中には、詐欺に引っかかる人も多い。詐欺に引っかかる人は、「事物が正しいかそうでないかが判断できない人」であるという人がいるが、全くそうではなく、「人の上手い話に乗りやすい人」である。
詐欺なんてものは確率論で、詐欺の話を持ち掛けた人数×詐欺の話に乗ってくれる人の割合である。
後者は、詐欺師の話の上手さといったものも関係するが、そこは定数とすると後は「人の話の信じやすさ」がファクターになる。
頭が良いから、IQが高いから、詐欺に引っかからないのではなく、人の話を信じやすく、すぐに意思決定をしたがる人が詐欺に引っかかるのである。
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