子供の頃に、「友達の家の冷蔵庫を勝手に開けたらダメ」と親から教わった。
正確には、親から教わった記憶はない。「人の家の冷蔵庫を勝手に開けるべきではない」ということが常識とされている環境で育ってきたため、そうなったのだろうと思う。
この~という環境で育ったから、その環境に合った行動を行うというのは非常に重要な目線である。
なぜなら、行動を1つ1つ学ぶよりも環境を1つ学んだ方が「効率的」だからである。
社会人を5年くらい経験した後では、その後の生き方を変えることは難しい。これは、それまでは環境変化が多かっただろうが、それ以降は環境変化が少なく、今まで生きてきた環境をついつい前提としてしまうからであある。
したがって、それ以降は「環境」を学ぶことはできず、「行動」を学ぶしかなくなる。つまり、それまでに染みついた品性は変えることができないのである。
だからそれ以降の学ぶ「効率」は極端に下がる。
- 友達の家の冷蔵庫は勝手に開けない
- リビングで人の前を通るときは、前失礼しますと言ってから通る
- 車を運転してくれる人には、運転の最初・最後に感謝する
- トイレットペーパーの芯は残り少ない状態で残さない
といったことは、1つ1つを学ぶというよりは環境から学ぶものである。
もちろん、1つ1つを学ぶこともあるだろうが、それを学んで積み上げて人間の品性が作られるものではなく、一定程度積み上げた塊に合った品性がどこかで身に付き、その品性をもとにした行動をとるようになっていくという方が近い。
だから、犬には産まれたての段階でトイレトレーニングをするのだろうし、Spare the rod and spoil the childということわざがあるのだろう。
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