発達障害のことを語るのは難しい。

なぜなら、発達障害は傾向が行動に現れ出るからである。

だから、ある行動を取ったとしても、それが必ずしも発達障害だから、その行動を取ったということにはならない。

例えば、小学校の頃、長時間椅子に座り続けることができず、立ち上がってしまうといった行動を起こす人がいたとしよう。

この行動に対して、発達障害であるとみなすことは難しい。

発達障害ではない人であっても、長時間椅子に座り続けることができない人はいるからである。

だが、わかりやすさを重視するために、発達障害に関係する行動は、発達障害が原因であるという前提にして、話していきたい。

発達障害は、完治させることは難しいので、長期的に付き合っていかないといけない。

薬を飲むことで、発達障害の傾向を弱めることはできるが、完治させることはできない。

発達障害を理解する上で、一番大事なことは、(医者から診断されるなどして)本人が自身のことを発達障害の傾向があると理解して、それにあった行動が取れるような環境に身を置くことである。

今の社会は、圧倒的に発達障害に合わない環境が多い。

なぜなら、発達障害者の得意とするような創造性・のめり込み力などは企業は求めていないからである。

企業側は、単純な作業者を求めているからである。のめり込みすぎて、15時からの会議を忘れてしまうようであれば、「そもそものめり込まなくていいから15時からの会議に参加して」と言われることになる。

肌感覚だが、世の中の9割の企業は発達障害を抱える個人に合わない環境である。

そのような合わない環境が多い中で、自身の発達障害の傾向の強さを知ることが重要である。

発達障害の傾向がちょっと程度であれば、普通の企業であってもうまくいくことも多い。だから、10割の中から自分に合った企業を見つけに行けばよい。

だが、その傾向が大きいものであれば、普通の企業だと早期退職のリスクなどが出てくる。そのため、1割の中から自分に合った企業を探すことが得策になる。

まずは医者にその傾向の程度を診察してもらうことが一番大事。

あとは、発達障害の検査の項目をみればわかるかもしれないが、それがあらわれでる行動にも個人差がある。

例えば、小学校の頃は長時間椅子に座り続けることができたが、行列に並んでいる時にじっとして待つことができず、体をゆらしたりリズムをとったりする人がいる。

発達障害である人はみんな「~~をする」のではなく、発達障害の人の中に「~~をする」人がいるというのが正しい言い方になる。

そういう一個一個の行動まで、できるだけ早いうちに理解しておくのがおすすめである。

なぜなら、自分ができること/できないことを行動レベルで理解できているのであれば、できないことを絶対にやらない仕事を探せばいいからである。

上記の例だと、「長時間椅子に座り続ける仕事」(=事務職など)は向いていない仕事ということになるが、「行列に並んでいるだけ良い仕事」(=Apple商品・Switch・チケットなどの転売ヤー)は向いていないわけではない仕事になる。

※向いていないわけではない=向いているという仕事にはならない。念のため。

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