人間性とは、積み上げてきた思考の集積である。
思考を積み上げるというのは、
- 自身が立つスタンス(=見る観点)の数を増やし続けて、
- 問いについて考え続け、自分なりの解を出し続ける
営みである。
思考を積み上げていない人の紡ぎだす言葉は薄っぺらい。
彼らは、具体と抽象を行き来していない中で、抽象的な言葉(または具体的な言葉)しか使えない。
一方、識者は、具体と抽象を行き来しながら、会話相手にとって適切な抽象度で会話することができる。
彼らは、無意識的に人が紡ぐ言葉にフリーライドしている。
そもそも自分からは言葉を紡ぎだそうとしない。当然のように人が紡いだ言葉を享受し、評論家のようにそれの巧拙を議論する。
彼らは、基本的に失礼である。思考を積み上げていない人の人生は受け身になる。自分からは意見を言わないくせに、こちら側が提案したものを「いや、それは嫌だ」と否定する友人がいるだろう。それと同じである。
彼らは、優秀ではない。だが、そういう人の中には、単に学歴があるだけで、それっぽい職業に就職して高給取りになっているケースもある。これは別の記事で論じたい。
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