「IQが高い人はEQが低い」と言われることがある。

だが、これは半分正しいし、半分間違えである。

前提として、IQが一定程度(世の中的には20程度)違うと会話がかみ合わないとする。

半分正しいと私が言ったのは、会話がかみ合う人の割合が一定数いるIQの層(130-140程度だろうか)にとっては、確かにEQが低いと思われるようなことをしているのをこれまでに見てきたからである。

だが、半分間違えと私が言ったのは、会話がかみ合う人がほぼいないIQの層(140以上だろうか)の人は、コミュニケーションを積極的に取ろうとする意思がない人も多いが、いざコミュニケーションをとった際にはEQが低いと思われるようなことをしているのをこれまでに見てこなかったからである。

通常、「IQが高い人はEQが低い」という論理は、「IQが低い、かつEQが高い」人の論理である。

IQが高い人から、ぶっきらぼうな対応をされたときに、「これだからIQが高い人は…」という論調で上記の論理を持ち出すのである。少なくても、私が上記の論理を見聞きしたケースは全てこの論調であった。

ある種、IQ130-140の層は日常生活が結構大変だなと思う。

なぜなら、人によっては会話がかみ合わず、人によっては会話がかみ合うので、会話で目指されるべき期待値が大いにぶれるからである。

しかし、IQ140以上の層であれば、日常生活で会話がかみ合うと思うようなことはかなり稀になる。なぜなら、正規分布上IQ120以上の層がそもそも少ないからである。

したがって、設定する会話の期待値がそもそも低いし、そのボラティリティも低いことになる。

こちらが設定する会話の期待値が高く、実際の会話のかみ合わなさから実際のパフォーマンスが期待値よりもかなり低くなった場合に、IQ130-140の層は「機嫌が悪くなる」。(実際は、機嫌が悪くなっているわけではないかもしれないが、少なくても「IQが低い、かつEQが高い」人はそう思っている。)

話は変わるが、世の中では真理かのように「IQが高い人はEQが低い」という論理が跋扈しているように思う。

これは「IQが低い人に対して、EQを高めようとする」わけでは決してなく、「IQが高い人がそう認識することで、実際にEQを低めようとする」ネガティブエンジンになっているとすら思う。

したがって、誰であっても「IQとEQは無関係である」と認識した方が幸せなのではないかと思う。

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