なぜなら、どんなに偉大な人が自己啓発本を書いたとしても、「修羅場」をくぐって酸いも甘いも噛み分けた人でなければ、自己啓発本の内容を身に染みて理解することは不可能であるからだ。

例えば、本当の仕事人の道を進もうとすればするほど、「健康は大事」という当たり前の帰結にたどり着く。

自身が(連日連夜の徹夜などの)無茶ができなくなっているのでそう思うし、周りで「過労死」している人を見てそう思うからである。

だが、私の場合、学生時代に「健康は大事」という自己啓発本の1テーマは目にしたことはあれど、心からそれを理解することはできなかった。

同様に、「コンサルワークではday0が大事」という言葉がある。これも上記と同様である。今ではコンサルワークをしていてday0を蔑ろにしている人を見ると、ただの雑魚だと思ってしまうが、これも新米時代には全くわからなかった。

自己啓発本は、著者自身がこれまでの人生で培った経験のようなものをまとめたいがためだけに著されたものだと思う。

したがい、自己啓発本の目的を、本を読んで自身の仕事のモチベーションにするという(「自己啓発本」という名前通りの)目的にするのであれば良い。

しかし、自己啓発本を読んだからと言って、1mmも自身のスキルも能力も高まるはずがないということは念頭に置いておきたい。

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